【慰安婦像】サンフランシスコ市と大阪市が姉妹関係を解消したのは自然な流れ?【経緯と事情】
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はじめに
姉妹関係にあったサンフランシスコ市と大阪市ですが、これを解消することになりました。
【経緯】
- サンフランシスコ市の中華街にある私有地に中国系市民団体が“慰安婦像”を設置(2017年9月)
- 中国系市民団体は慰安婦像の寄贈を申し出る(不明)
- サンフランシスコ市議会がこの像を譲り受ける決議を満場一致で可決(11月14日)
- ※サンフランシスコ市長には拒否権(これを行使すれば議会に差し戻すことが可能)があるが11月24日(10日間)が期限
- 大阪市長は「非常に残念だ」「市長が(決議に対して)拒否権を行使しなければ姉妹都市を解消する」と発言し、書簡でも拒否権行使を求めた(11月15日)
- 安倍首相もサンフランシスコ市長に対して拒否権の行使を日本政府として申し入れた(11月21日以前)
- サンフランシスコ市長は議会の決定を承認し、当該文書に署名(11月22日)
- 大阪市長は「サンフランシスコ市の意思として、慰安婦像の受け入れを確定させることになったのは大変遺憾」と発言し、年内に姉妹都市解消の手続きを完了させることを公表(11月23日)
【補足】
- ちなみに、慰安婦像が設置された土地もサンフランシスコ市に寄贈されている(10月)
【大阪市の事情】
- 慰安婦像には「日本軍により数十万人が性奴隷にされた」などの説明が記されているが、これらは日本政府の見解とは異なっている
- 日本政府は「慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」と認識し「心からお詫びと反省の気持ちを申し上げてきた」訳ですが、国連女子差別撤廃委員会で杉山晋輔外務審議官(日本政府団・団長)は「日本政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を確認できるものはありませんでした」と日本軍による強制連行を否定
- また「性奴隷といった表現は、事実に反します」と性奴隷という見解も否定している
- 日本政府や大阪市としても事実とは異なる見解を示した像を市の意思で所有することは受け入れがたいという認識から今回拒否権を行使し冷静に考え直して欲しいとメッセージを送っていた
【サンフランシスコ市の事情】
- サンフランシスコとは米国カルフォルニア州にある世界的にも有名な都市
- 人口は約80万5千人(※2010年)で、米国50州のうち13番目(2010年)と多く、世界的にも有名
- ただ、この都市の人種構成は白人約50%・アジア約31%・黒人約8%・インディアン約0.5%・・・(2000年国勢調査)とアジア系が占める割合が高い
- 民族構成を見ると中華系約20%・アイルランド系約9%・ドイツ系約8%・・・と中華系が多い
- これは米国で『最大の中華系人口』であり、『アジア系人口としても最大規模』
- そんな状況で市長になったのは中華系米国人のエドワード・M・リー氏
- 従軍慰安婦問題に力を入れている国は韓国と中国
- 今回の騒動を簡単にまとめると、従軍慰安婦問題に熱心な中華系米国人が多い地域に中華系団体により慰安婦像が設置され、中華系米国人を中心に応援され市長に当選した中華系米国人である市長が受け入れを承認したということになる
【設置者の発言】
- 象を設置した中国系団体代表は「もっと慰安婦像を作り、真実を伝えます!サンフランシスコだけでなく世界中で!」と発言し、これからも世界中に設置し続けることを誓った
【出典】
【最後に】
サンフランシスコ市は極端な例なのかもしれませんが、これは表面上では米国人でありながら根本的な部分では民族的な部分が大きいがために起きている事態とも言えるでしょう。
世界には出産できない女性は「呪われている」として迫害の対象になる地域が今でもあります。
それを回避するために人身売買が行われ、人間製造工場として女性が出産していることもあるのです。
活動したいなら必要なことは他にいくらでもありながら、相手の国を貶めたいという不純な理由からいらぬ像を立て、それを市としても受け入れる。
それが世界的な都市、サンフランシスコの側面。