【狂牛病ワクチン騒動】『獣医師会VS獣医師会非所属獣医師』で意見対立!
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はじめに
獣医師会と獣医師会に所属していない獣医師が揉めています。
【概説】
- 狂犬病予防法により犬の飼い主には狂牛病ワクチンを接種させる義務がある(とはいえ実態は任意的な状況があるが・・。)
- 各自治体は毎年4~6月に狂牛病ワクチンの集団接種を各地の獣医師会に委託
- 獣医師会所属の獣医師が実施している
- 一方、獣医師会に所属していない獣医師もホームセンターなど飼い主の身近な場所に遠征し狂牛病ワクチンの接種を実施している
【争いの理由】
- 争いの理由は獣医師会非所属の獣医師が獣医師会の設定価格よりも安く実施していることにある
- 獣医師会の設定価格は3,000円前後
- 獣医師会非所属の獣医師はそれぞれだがある動物病院の設定価格は2,000円だった
【獣医師会の主張】
- 「国民の健康を守るワクチンなのに、このままでは接種率が下がってしまう」
- 「国民の健康のための事業で、ビジネス感覚でディスカウント(値下げ)が広く行われている」
- 狂牛病ワクチンの集団接種は獣医師会の重要な収入源
- この資金は獣医師の講習会などにも使われている
- 収入の減少で獣医師会が弱体化すると獣医師会は主張
- また、それによりワクチンの集団接種などに悪影響が出ると主張
【非所属獣医師の主張】
- 「消費者サイドに立って、安全なワクチン接種を適正な値段でやっている」
- 「集団接種ではなく、ホームセンターなど身近な場所で行えば、利便性が高く、飼い主は接種しやすくなる」
【データ1】
- 獣医師会組織率
- 2004年:獣医師会所属獣医師約88%
- 2014年:獣医師会所属獣医師約69%
- 年々獣医師会に所属しない獣医師が増加している
【データ2】
- 2011年神戸市のワクチン接種状況
- 獣医師会:約4万匹
- 会非所属:約1万9千匹
- 獣医師会の方が多いが非所属獣医師の増加や周知により非所属による摂取が増加する可能性がある
【推測】
- ただでさえ獣医師会の組織率は下がっている状況
- ①収入の減少で講習会などが減少
- ②会非所属のワクチン接種が人気になる
- というような状況になれば、ますます獣医師会に所属するメリットが低下し、組織率が下がるという悪循環に陥ることを獣医師会は懸念しているのではないでしょうか。
【出典】
獣医師会派の声!
価格が安くなればむしろ接種率が上昇する気がするのですが・・。 今回の騒動に対して日本国民はどう感じているのでしょうか。
日本国民(男性)
「この程度の必要経費を高いのなんの言う奴に正直ちゃんとした責任もって犬なんて飼えないし飼ってはいけないと俺は思っている。」
日本国民(男性)
「愛犬の健康のために、高額なドッグフードを食べさせているのに、愛犬の命を守るワクチン接種料金は高いと思う人は、愛犬家とは言えない。犬はおもちゃではない。」
日本国民(不明)
「競争原理は義務化されていないものに働くもので、義務化しているのを安くしたらまずいよ」
非所属派の声!
日本国民(女性)
「やっぱり獣医師会の儲けになってるんですね。 狂犬病は犬だけの病気ではないので、値下げして猫やハムスターの哺乳類全般に義務付するべきでは?」
日本国民(男性)
「動物病院はただでさえ高すぎるんだからもっと値下げして妥当だと思う。」
日本国民(男性)
「獣医師会(笑)だからなぁ。 どうかんがえても安い方が接種率上がるでしょ。 税金と一緒なのですよ。」
日本国民(男性)
「2000円の人たちは自分たちの懐のことより飼い主たちの「受けやすさ」を考えて値下げしてくれたんでしょ。どのくちで文句いってるわけこいつら」
日本国民(不明)
「ワクチンがちゃんとしたものだったら安い方がいいじゃん?」
日本国民(男性)
「ここでも獣医師会の既得権益…。 ますます獣医師会の汚い部分が露呈される!!」
日本国民(不明)
「そもそも狂犬病自体が日本には存在していない。獣医師と犬殺しセンターの利権擁護目的だけの制度だ。」
日本国民(男性)
「既存権益ってやつですかね?」
日本国民(男性)
「獣医師会は清浄国継続のために接種率を上げる必要があるんだから、薬価を下げるべきだろうに。なんで反対する」
日本国民(男性)
「獣医師会の言い分がイマイチピンとこない。」
日本国民(男性)
「ビジネス感覚というが獣医師も所詮ビジネスだろ。金儲けしまくってるところばっかじゃん」
日本国民(男性)
「単なる経費削減の結果じゃねえか。。加計問題に通じるものを感じるな。結局、獣医師会ってそういう組織なんだな。。」
日本国民(不明)
「(獣医師会にとっては)問題、ということですね」
日本国民(男性)
「既得権益にあぐらをかいた獣医師会。 ワクチン接種を広めるのが一番の目的のはずなのに、何故反対する必要があるのか?」
日本国民(男性)
「これが獣医師界の体質であり本質なのかな!?加計学園の問題も既得権益を守るためだけの反対にみえるし・・・ね。」
日本国民(男性)
「安ければサービスを利用する人は増える、というのが市場の原則。獣の医師たちは経済学が分かっておらぬようだ。」
日本国民(女性)
「何が悪いのか理解出来ない。 便利な場所で安くワクチン打てるなら、その方が摂取率上がるんじゃないの?」
日本国民(女性)
「人間の予防接種にも言えることだけど、いかに接種のハードルを下げて受けやすくするかというのが接種率向上に繋がるのではないかしら。」
日本国民(女性)
「安い値段でワクチン接種が受けられるのに接種率が下がると主張する獣医師会に驚愕。既得権益を守る事しか頭にないから獣医師会入会率が下がっているのではないか。」
日本国民(不明)
「要は獣医師会の収益が減るからでしょ。獣医師会に入ることにメリットがそんなにあるのかってとこで疑問もたれそうだが。だから組織率下がっていってんでしょ?」
最後に
むしろ接種率が上昇するのでは?と考える人が多かったです。
ただ、獣医師会の存在意義が大きいのだとすれば、またこれにより組織が弱体化するというのであれば、いろいろな面から問題があるのかもしれませんが。
コメントにもありましたが獣医師の数を増やさないように必死に抵抗した加計学園問題などを見ると、獣医師会ってどうなんだ?という考えの人が多いことには納得という感じがします。
個人的には医療系こそ金儲けにはなじまないと考えているので、公務員的にして格安で安定的な供給ができる方が良いのではないかと感じます。
最後に言うと、獣医学部の新設を反対したり、価格の維持を要求したりと、獣医師会は獣医師間で競争させたくないと考えているのではないでしょうか。
獣医師会だけのことを考えている
というわけでなく、獣医師のことを考えてこそという気がします。
ただ、資格制度とは資格取得者ではなく消費者を守るための制度でなければならないと思います。
その意味では本当は獣医師VS消費者という構図なのかもしれません。